-九州への旅-

2016年12月4日~12月6日


12月4日 博多駅前にて

何年も前から、石原國利さんご夫婦からお誘いを受けていた九州旅行が実現しました
旅の様子をご覧ください!

12月4日

東京駅6:30発 「のぞみ5号」の1号車、相田さん乗車→名古屋着8:11、水野さん・あづみ乗り込み→博多着11:35→博多発11:43発→篠栗着12:06


博多駅まで國ちゃんがお迎えに来てくださいました!
國ちゃんが予約してくださったJR九州ホテルブラッサム福岡に荷物を置いて、素敵な車両で、歴史を感じさせる駅名の多い篠栗線で篠栗駅へ。そこからタクシ-で國ちゃん宅へ向かいます



國ちゃん宅前

小高い丘にある國ちゃん宅からは、山並みが見渡せます。紅葉のなごりを愛でつつ坂を上がります。

立ち止まってはご説明を受けます

篠栗駅から今日はタクシ-でしたが國ちゃんは86歳になられた今でも、現役の会長さんで毎日駅まで歩いて直方市まで出社されます。
お元気なはずですね(^-^)


國ちゃんのお宅です




 


ご自慢の離れ「観山庵」の玄関にて

左より、水野さん・私・相田さん・國ちゃん 



大好きな國ちゃんの奥様、征子さんとご一緒して
 

大きな囲炉裏のあるお部屋は掛け軸で一杯

征子さんは書家だとはじめて知りました


井上靖先生のお原稿も飾られていました

今更ながらですが、井上先生との絆の深さが感じられました


井上先生の書


このお部屋はお客様との懇親専用とのこと

長男の稔朗さんもお手伝いに来てくださっていました。お酒は全て適温で提供されて、ワインは飲み頃時間を計って、開封されていました。
それぞれのお酒に合うグラスも用意されて…





國ちゃんのおもてなしは徹底しています
 

稔朗さんの持って見えるのは相田さんのお土産です 
 
囲炉裏では山海の珍味が焼かれます


 
「このお酒にはこのお料理を召し上がってください」

次々と出される高級酒にビックリ(;´∀`)


18:30
 「さあ!次へ行きますよ」と國ちゃん。「エェッ」とビックリする三人を連れて博多駅に戻りました。

行った先は…

「いし松 ふぐ大将」というお店でした。國ちゃんの手料理でもうお腹いっぱいなのにこれからふぐのコ-スです(^-^;

ご長女の佳子さんもご一緒してくださり
 
こんな感じで和気あいあいと…

水野さんはご満悦!

どれだけ呑んだか判らない。。。




 

記念撮影だったけどちょっと暗くて残念!
 

後日、國ちゃんが送ってくださったお手紙とお酒の写真です

最高のおもてなしを!本当にありがとうございました。

12月5日

 私事ですが…12年ほど前から、水野さんが通ってみえたダイビングスク-ルを紹介していただいて、念願のスキュ-バダイビングをはじめました。
 私を仕込んでくださったダイビングの先生のお父様がお病気になられて、数年前に先生は実家に帰られてご自分のダイビングショップを立ち上げられました。それが熊本県水俣市でした。何度も「来てください」と誘ってくださったのですが、忙しくて行けなかったので、水野さんとご一緒に、この際足を延ばして伺うことにしました。
 私は若い頃に「水俣病を告発する会」に所属していました。それで、一度は水俣に行ってみたいと思っていたので、絶好のチャンスでした。
 この日は、八代海に面した湯の児温泉の前で、久しぶりに先生とご一緒にダイビングをしました。


9:00 博多駅で相田さんと別れて、九州新幹線で水俣へ




10:30 水俣駅で森下先生と合流

湯の児温泉ホテル「海と夕焼け」前にて
湯の児島方面を眺める

この海で森下先生は「水俣ダイビングサ-ビス シ-ハウス」を経営してみえます。

 

遠くに見える白くて丸い建物付近から潜りました

水俣の海は栄養分豊富なプランクトンの発生時期でとても透明度が悪くてアオサの味噌汁の中を潜っているみたいでした。それでも、3月頃には透明度も良くなり、タツノオトシゴの産卵が見られる貴重な場所だと言うことでした。


熊本地震で大被害を受けた県民を支援するランチョンマット

森下先生は、遠く被災地まで支援に行ってみえます。
 


先生お薦めの居酒屋さんにて

カンパ-イ(^^♪ 
12月6日

 9時に先生とホテルで待合せて、お子さんたち(だいだい君・ももちゃん・りんどう君)の保育園に連れて行っていただきました。先生のご実家にも案内されて、水俣病で苦しんで見えるお父様ともお会いすることができましたが、ただただ辛くてお声をかけることすら出来ない私でした。
 その後、水俣広域公園(エコパ-ク水俣)にある慰霊碑、そしてチッソ株式会社をぐるりと回って、百間排水口を見て、水俣病資料館の前で先生とお別れして、資料館を見学後、熊本空港から帰途に着きました。


9:00 先生のお子さんたちと共に

この後、お子さんを保育園に送って行きました 



「水俣病慰霊の碑」にてご説明を受ける

 


涙が流れて止まらず…
 
犠牲になった海の生き物達の粘土細工が置かれている

慰霊碑の台に置かれている茶色の物が全て粘土細工です


チッソの垂れ流した水銀は、この公園に埋められて…



 


水俣湾

この海に潜ると、今でも誰のものか判らない骨壺があったりするそうです。。。
 


チッソからの汚水が流されていた場所
 
排水口の上で、先生が語る生の水俣病を実感する

排水口の下の水の中には大きな魚が…

中には背骨の曲がった魚もいるとのことでした

飛行機の中で爆睡の水野さん

付き合わせてしまってゴメンナサイ。
本当にお疲れさまでしたm(__)m








 
九州の旅は、とても実り多いものでした。
石原さんご一家の心のこもったおもてなしも、水俣での出来事も、心に深く残る思い出となりました。

ご一緒してくださった相田さん、水野さん、本当にありがとうございました。

2017.10.1 あづみ記