奥又白谷ケルン墓参 

平成29(2017)年9月5日~7日


ケルンにて

9月5日

今年度のケルン墓参は、以下のメンバ-で行って参りました。

岩稜会:石原國利夫妻・森泰三氏
石岡繁雄の志を伝える会:相田武男氏・水野高司氏・森川文夫氏・前田幸男氏・立岡恭一氏・小川はつこ氏
豊田高専OB:竹下鉄夫氏・磯村利幸氏・吉川康治氏
自然公園財団上高地支部(徳澤園まで参加):櫻井知寛氏・古安玲子氏・森美紀氏
以上、計15名


快晴の朝!

今年もバッカス天気で、気持ちよく晴れ渡った上高地です

 
ステ-ション玄関前にて



9:00 西糸屋さん前で集合



國ちゃんと森さんが宿泊された西糸屋さん前です


皆さま揃われました



相田さんと國ちゃんご夫妻

まずは、記念撮影!



河童橋への道



穂高の峰々が迎えてくれます



梓川左岸の道



巨木を見て…



國ちゃんから明神岳の説明を受ける

昭和22年に「屏風岩初登攀」を成し遂げた岩稜会は、ナイロンザイル事件勃発の頃、この地方で最後に残された明神岳の初登攀に打ち込んでいました。その頃、若き登山家として明神を目指した國ちゃんの解説は、今も真に迫ります。

明神岳の雄姿



明神館の前にて

左手前の森さんは國ちゃんと同年で
その昔は岩稜会の精鋭でした

自然公園財団上高地支部の若き担い手

左より、レオちゃん・森ちゃん・櫻井さん


手前より、森川さんと竹下先生



徳本峠への分岐点

「明神登山口」の看板が問題

展示会場で質問を受けた看板です。
これは、明神岳への登山口と言うことではなく
明神からの登山口と言う意味だそうで
間違いやすいので、櫻井さんに改善をお願いしました。


明神岳五峰赤壁の説明を受ける



左に明神五峰赤壁

岩稜会が無積雪期、積雪期初登攀を成し遂げた当時の
赤壁での死闘が國ちゃんから語られました

梓川沿いから見る明神と前穂高

工事中の看板

毎年岩崩れが起きる梓川沿い左岸



大きく迂回路がつけてある

治山工事をする方々

ロッククライミングさながらに工事をされる方々は
超一流のアルピニストでもあるのでしょうね

 
徳澤入口

徳澤園から眺めた前穂高



徳澤園にて昼食

12:30 徳澤園前集合

ここで、財団の3人とはお別れです

墓参用の花束を背負われた吉川さん



展示のためお花を買うことが出来なかったので
今回は吉川さんにお願いしました




新村橋にて

パノラマル-トへの道

ここから梓川右岸を離れて奥又白谷に入ります

谷に沿ってケルンへと向かう



不安定な細い橋を渡って…



13:30 ケルン着

墓参の用意をします

お灯明を灯して

皆さまにご挨拶



五朗叔父さん、お父さん、お母さん来たよ

展示も無事終わることが出来ました。
見守ってくれてありがとう。


國ちゃん

毎年駆け参じてくださり、嬉しい限りです

征子さん

國ちゃんに付き従われる姿は、とてもけな気です


森泰造さん

87歳になられて、益々お元気‼
我々一行を尻目に、一番早く歩かれます

 
相田武男さん


元朝日新聞新聞記者で
父と共著の『石岡繁雄が語る 氷壁・ナイロンザイル事件の真実』をお書きくださいました。

森川文夫さん

豊田高専山岳部の初代部長です
 

磯村利幸さん

豊田高専一期生です


吉川康治さん

豊田高専OBで山岳写真家です

前田幸男さん

豊田高専山岳部で私と同年です


立岡恭一さん

会でただ一人の鈴鹿高専OBです

小川はつこさん

父のファンです

水野高司さん

豊田高専山岳部初代で会の頼れる統括です


ケルンと共に記念撮影





観音様も風化の度合いが進んで…


徳澤園へと向かう



夕食時はやっぱり!カンパ-イ‼


今年も元気で、カンパ-イ‼


さて、二次会です



森さんの楽しいお話で盛り上がります



思い思いにくつろいで…

お給仕は私の役目



磯村さんとはつこさん

9月6日

朝から雨が…
とうとうバッカス天気の神話が崩れました!
12年間雨知らずだった私たちの山行きですが、はじめての雨に戸惑いました。
尾上さんの山行きでツキを使ってしまったのかしら??
今年は屏風岩も三本クルミの木もオアズケです。。。
展示で疲れているから行かない方が良いと、父が配慮してくれたのかも?


徳澤園の食堂のスト-ブ



朝食も終わって…

雨具に身を固めて…

雨の中レオちゃんが荷運びに来てくれました



出発準備にも手間取ります

徳澤園の玄関前で記念撮影

尾上さんの時とは大違いだねぇ。。。


やっぱり傘があった方が良かったなぁ



治山工事もお休み

雨にけぶる幽玄の山々

明神館前にて

入り口付近で傘をさしているのは國ちゃんです。
奥様を雨からかばうように立っていらっしゃいます。

 
征子さんはいつも笑顔です

愛情たっぷりの國ちゃんに守られているからかしら。
羨ましい限りです。

 
ずぶ濡れの相田さん(左)

傘をさして余裕の森川さん(右)と竹下先生
 
ピチピチ チャプチャプ ランランラン♪
てな訳にはなかなか…




大きな水溜りを迂回して…

景色も全て雨の中
 

ビジタ-センタ-前にて
 
 
ビジタ-センタ-の掲示板は雨マ-クが沢山

雨宿り
 

上高地に着いた‼

左より、水野さん・私・征子さん
 
 
梓川もご覧の通り

雨の中の梓川もいっぱい見ました
 
五千尺ホテル前にて

帰宅される國ちゃんご夫妻と
固い握手を交わして、再会を誓います

 
河童食堂でランチ

やっと人心地(*^-^*)
 
帰宅される磯村さんと吉川さんに手を振る面々

この後、相田さんも帰路に着かれました

 
白樺荘前を通ってステ-ションへ

夜ともなればまた乾杯‼
 
 
皆さまお世話になりました

9月7日

77日間の上高地生活ともお別れの日。。。
カメラマンの水野さんも立岡さんもお疲れモ-ドで写真がほとんどありません。

8時にステ-ションを出て、インフォメーションセンターで軽トラックに荷物を積み込み帰路に着きました。

 
9:00 インフォメのカウンタ-前にて記念撮影

左より、森川さん・竹下先生・下ちゃん・私・
若ちゃん・立岡さん・はつこさん


雨の上高地を後に…

木曽で水野車と別れて15:30鈴鹿着。
はつこさんと二人で荷卸しをして、ホッと一息‼
久々の我家は、無人期間が長くて荒れておりました。。。
 

 渡り鳥が南に移動する季節を迎えて、上高地展示からの2ヶ月半、皆さまに支えられながら、何とか無事に帰宅することが出来ました。
 初めて雨に打たれた徳澤園からの帰り道では、ザックカバ-の防水が切れていて、中の荷物が濡れてしまい、山行きの事前の準備が足りないと思わぬことになることも勉強しました。これで風があったら、低体温症で動けなくなることも…父の遭難防止論のように事前の準備の大切さを身を持って知った今回の山行きでした。
 今年もケルン墓参にご参加くださった皆さま、ありがとうございました。来年も元気で、ご一緒に行けますように祈りつつ…
                                         2017.10.23 あづみ記