6月2日(日)



7:00
横尾出発
本谷方面へ向かう

 

前穂高をバックに

左より
横尾山荘のご主人山田さん・澤田さん・石原さん



横尾大橋の袂で記念撮影
 


左より
石原さん・上岡さん・石原さんの奥さん

 
 

横尾からの前穂高
 

屏風岩

 

横尾岩小舎

小舎の中でテントが張れたと言う、昔の面影はいずこ

 

屏風岩を見上げて

「あれがバッカスバンド。Aフェ-ス…」
石原さんと澤田さんがいらっしゃれば
特上のガイドが付いているより
ず-っと素晴らしい説明が受けられます

「ご参加、ほんとうに有り難く…」
 

説明をされる澤田さん

 

「バッカスと言うのはロ-マ神話の酒の神様ですが
ギリシャ神話ではディオニュソスと言います」

鈴鹿高専哲学教授の奥さんが教えてくださいました
これも貴重な知識



岩小舎からの屏風岩

 

環境省中部国立公園アクティブ・レンジャーだった
澤田さんのお話は
屏風岩で岩雪崩があり遭難された方々のことに及びます



「残雪が残っている一番上の辺りで岩雪崩があり
遭難が起き5名の方々が犠牲になられた」
リアルな澤田さんのお話に
一同沈黙



三本胡桃より屏風岩を仰ぐ

去年は来られなかった三本胡桃に詣でます
その木の根元には
岩稜会の副会長 伊藤経男氏と父のお骨が入っています

「屏風岩正面岩壁の一番良く見える場所に…」
澤田さんの計らいでした
 
 

三本胡桃のお骨の上には
岩稜会の山田さんが掘られた木彫りの
観音像が置かれています

 

「観音様、いつもありがとうございます」
お顔が厳しくなられたようで…


「お供えも、なぁんも持って来れんかったけん
唄ば謡います」
博多弁がお似合いの上岡さんが
博多ドンタクを謡ってくださいました
その御上手な事!
 
 

「あんまり品のよか唄じゃなかっとばい
皆さんも唱和してくれんね。。。
♪…すっぽんぽん♪」
86歳にして、山歩きと民謡がご趣味と言う
上岡さんはとても素敵な方です



屏風岩から落ちる滝

 


屏風から見える北穂高

 


石原さんの奥さんとご一緒に

 
 

三本胡桃の根元を熱心に撮られる石原さん


帰り路こんな光景に出合って
小説『氷壁』の中に出て来るカエルの話を思い出しました
「冬眠からさめた無数の蛙たちの生命の饗宴は…」
(小説『氷壁」P335をご覧ください)
そこから生まれたと言う井上靖先生率いる「かえる会」と言う
文化人の山歩きの会があり、その会の引率は
いつも石原さんでした

 
 

横尾大橋を渡りふたたび横尾山荘へ


横尾山荘でコーヒーとお菓子の接待を受けて
鋭気を養いました
壁に掛けられている写真は
岩稜会の山岳写真家、今は亡き山本さんのお写真です

横尾山荘の皆様お世話になりました
 


梓川の中の車道を通って…


ケルンへの道は少々キツイ!


横尾谷をケルンに向って登る
「これでも、ひっしまめたんやけん」
上岡さんの言われたことが判らず問い返すと
ひっしまめたん=一生懸命
「これでも一生懸命歩いているの」となるとのことです
今は死語となった博多弁を復活させよう!
石原さんご夫妻も同郷です

 


水野さんが、墓参用の花束をリュックに入れてお歩きです
後ろを歩く私は、花の香りに包まれて…

 


ケルン目前の小川の畔は
雪崩で打倒された木々に阻まれていました



ケルン横も数本の木を隔て
雪崩の爪痕が痛々しい

後、少しでケルンも無くなっていたことでしょう



「今年も来たよ。雪崩に遭わなくて良かったねぇ…」



皆様の心づくしをお供えして…


お灯明に火を灯します



「五朗ちゃん・まっちゃん・お父さん・お母さん
いつも守ってくれてありがとう
今年も無事に来る事が出来ました」

次々に皆様がお参りしてくださいます

 


上岡さん
 


石原さん

 


澤田さん


石原さんの奥さん

 


相田さん

 


小手川さん

 


森川さん

資料の整理作業では大変お世話になりました



上阪さん

 


今回初参加の
奥さん 


山本さん

 


資料整理作業の中心を荷い、
今回も幹事を引き受けてくださった
水野さん 




石原さんと澤田さんに囲まれて…

 


父が晩年に好んだお酒「越路吹雪」で献杯です

 


ケルンの観音様は今年も笑っていらっしゃいます

 

ケルンを囲んで記念撮影



今回初めて、ケルンでのお弁当となりました
今年は虫がほとんど居なくて快適でした

 


話し合われる石原さんご夫婦と澤田さん

後ろでは森川さんと奥さんが
暖かいカップス-プと紅茶のご提供

 


予定より早く着いてしまった私達を追っていらっしゃった
吉川さん(豊田高専OB)もお参りして下さいました

 


ひっしまめたん!
もう少し!!頑張れ!!!


「やれやれ、やっと道に出た」

 


上高地に近い木の上に今年もお猿が
熱烈歓迎?!

 


河童橋からの穂高連峰

ここで、明日お仕事のあられる小手川さんと
奥さんはお帰りになりました
また、お会いしましょうね

 
 

二泊目の宿、上高地公園活動ステ-ション



ステ-ションに到着後
女性陣は「上高地温泉ホテル」に立ち寄り湯に行き
男性陣もお風呂に入った人から順次集まり
豊田高専OBでスタジオY経営の河合さんが作ってくださった
「バッカスの軌跡」と「屏風岩登攀記」の一編1時間程の
DVDを鑑賞しながら吞み会に突入です

 
 

ご出席予定だった涸沢ヒュッテの小林さんが
急用で来られなくなり、替わりに銘酒「夢殿」が
届けられていました
その美酒に舌鼓を打ちながらの鑑賞です



DVDの内容に、当時の思い出話を含んだ
解説が入ります

 
 

今夜宿泊の全員が集まり乾杯



この宿で同室になられた
上阪さんと水野さんは同年で、もう親友同士!

 

一旦ブル-レイを止めて
楽しい夕餉の始まりです
「皆様、今回はご参加くださり
ありがとうございました」
私からのお礼の言葉



いつもにこやかな
上岡さんと石原さんの奥さん

 
 

ステ-ションの方が
腕に撚りをかけて作ってくださったお料理
この他、山菜の天麩羅にけんちん汁
どれも最高のお味でした

 

全てのお料理が出揃ってしばらくしてから
ステ-ションの責任者で
自然公園財団上高地支部主任の若林さん
(最前列右)もご一緒してくださいました

美味しいお料理をありがとう!


宴も酣

澤田さんが
「バッカスお前の酒樽は心配苦労がどんぶらこ♪…」と
岩稜会の歌をご披露くださいました
それから父の得意だった「安曇節」も

あれっ?バッカスの歌は三本胡桃で
歌われたんだったかしら?

 


そして、上岡さんが「正調博多節」を
それはそれは伸びのある良く通る声で謡ってくださいました
この「正調博多節」の大会が近日行われて
上岡さんも出られるとの事
この素晴らしさなら優勝間違いなし! 
 

元、環境省中部地区自然保護事務所長で
澤田さんの後輩だった鍛冶さんが
尋ねて来られました
右奥の方です
「まずは一献!」
話が弾みます



この後、皆様とDVDの鑑賞

 


このDVDは名大での展示の際に
連続放映が予定されています
このHPをご覧の皆様!
是非、お出掛けいただきたいと思います

  

 
  ちょっと一息 

 左の写真は、名大に寄贈しましたバッチ類の中の一つです。
 愛知県山岳連盟と山岳雑誌『岳人』が共催した
 「第二回登山教室 夏山総合講座」の記念品、ベルト用バックルです。
 素敵だったので、寄贈しようか迷ってしまいました。
 このようなバックルが3個。タイピンなども出て来ました。


 左の写真をクリックしてください。
  6月3日に移動致します。



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