2013.4 始まりの章 |
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母が逝き、父も後を追うように去ってから、岩稜会の藤田壯二さんと、豊田高専山岳部OBの水野高司さん・ 菅沼敏雄さん・森川文夫さんと共に始めた父の残した資料等の整理作業は困難を極めました。 自分がいかに父のことを知らずに来たか、今さらながら後悔させられることばかりでした。 思わず「お父さん出て来て教えてよぉ」と叫んでしまったことも何度もありました。 そんな日々が終わり、やっと見えて来た父の生きざまを、数々のエピソ-ドや写真・映像などを添えて 綴ってみたいと思います。 長い長いお話になると思います。トツトツと少しずつ掲載して行くつもりでいます。 たぶんライフ・ワ-クになるのではないかと思っています。 つたない文章で恥ずかしく思いますが、皆様方のご支援を伏してお願い申し上げます。 石岡繁雄二女 あづみ記 |
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「母ちゃん かぁ~ちゃん! 敏子~ とぉ~しこぉ… あれっ?おらんのかな??」 今日も父の母を呼ぶ声がひびく。。。 いつも、母がそばにいないと気がすまなかった父。 昼となく夜となく酒をたしなみ、呑む程に酔うほどに 大声で唄い笑った父。 そして、大いびきで眠り、ヒラメキと共に目覚め、仕事を始める。。。 『氷壁』の壁よりも、なお困難で数奇な人生を切り開き歩んだ父。 そんな父の一生を追って、お話を始める事にしよう。 |
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